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大阪の道路

2010年6月10日 (木)

阪神高速の路線、上り・下りは?

前回、「対岸の人工島の陸地側は泉北臨海緑地が整備され、阪神高速・5号湾岸線が通る。」と書いたが誤りにつき訂正します。

阪神高速・5号湾岸線は、4号湾岸線の誤りです。

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浜寺公園の対岸の人工島を通過している阪高4号湾岸線

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浜寺公園の広大な松林。南北約2kmほど続いている

湾岸線は天保山JCTを境に、六甲アイランド北までの神戸方面を「5号湾岸線」。りんくうJCTまでを「4号湾岸線」としています。

ある意味、これは席次としても面白い現象といえる。

つまり、大阪から神戸方面よりも、泉佐野方面を序列が上としている。近畿地方のこうした序列は、関東地方とまったくちがう慣習がある。どちらかといえば、横並びで並列しているが、大阪を中心にして放射線に見ると、京都方面、神戸方面が上位にくるのが一般的になる。専門的より一般的になるほどこの傾向がみられる。

阪神高速道路においては、近畿の暗黙の慣習を無視して、東京のそれに近い思想をそのまま大阪に持ち込んだように、大阪主義とも取れる傾向を示しているのが面白い。

この湾岸線についても、天保山で区切り、大阪府内側が上位の「4号湾岸線」とし、兵庫県に向かう方を下位の5号にしている。府内が上位、他県が下位は関東と同じである。

そもそも天保山の区切り自体が大阪主義と取れる。湾岸線は「泉佐野~神戸」の一本説を否定し、「阿波座~天保山~泉佐野」のルートをメインに、「阿波座~天保山~神戸(六甲アイランド)」の補助ルートもありますよ。そう言っているニュアンスである。

阪神高速道路において、当初は何号という番号は付けてなかったけれども、路線が多くなって付けられた。こうした番号は席次を意識させることになる。

とうぜんに若番が重要度も高い。「1号環状線」と、環状線が最上位と分かる。ときどき地方の事情の知らない人などは「大阪環状線」などと書いていることもあるが、これはあくまで「環状線」。「JRじゃないんだから」・・・。

とにかく阪神高速は大阪の都市高速だから、大阪と付けるのがおかしいという考え方。じじつ阪神高速発足当初は「大阪高速」と呼ばれていた。大阪タイガースから阪神タイガースになったプロ野球球団に通じるものがある。兵庫県にあっても大阪というのがベストなんだが、じっさいは兵庫県も加わって、たしか昭和39年頃に阪神高速に改称された歴史がある。

一桁番号は基幹路線。11号池田線からの10番代は放射線としている。

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13号東大阪線上り、法円坂付近

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東大阪JCT付近、手前左から右上に伸びるのが13号東大阪線。左右に走るのが近畿道

ここで注意を要するのが、路線の上り・下りである。阪神高速の大阪主義の本領が発揮されるのはこれ。あくまで大阪都心に向かうのが上り。そうなると、12号守口線、13号東大阪線、14号松原線などが面白い。池田線から時計回りの番号になっている。

12号守口線というのは、最終の末端は国道1号線に直結している。京都・東京方面につながる路線。この守口線が大阪から京都方面が下りになる。つまり東京方面が下り。

13号東大阪線は生駒山の麓の水走ランプまでだが、そのまま直進すると第二阪奈道路に直結して奈良の東西幹線、大宮通につながる。奈良方面が下り。奈良は大阪人以上に大阪大好きだから異論の出ようがない。

14号松原線も、そのまま直進で西名阪道に直結している。いわずと知れた高速自動車国道で、これもまっすぐで名古屋に至る。中間に名阪国道を挟むが、松原線・西名阪道ともにおどろきの名古屋方面が下り。

これらの事実をみると阪神高速こそ、大阪絶対主義といえる。大阪の自信回復の源泉になるのではないか。そんなにがんばらなくても、近畿地方では普通に大阪中心に物事の序列がある。たまに遭遇する京都に価値をおいたようなことはすくない。

しかし、世の中に蔓延する事象は逆に大阪の価値を下げる方向にある。大阪に働く得体の知れない力は、まるで引力のように、上昇を妨げるチカラとなって大阪の足にぶら下がっている。

阪神高速でも明らかなように、大阪・近畿地方での鉄道・道路などの路線名は行先地名が多い。阪急京都線、JR京都線というと、大阪からという前提で京都に行く路線。同様に宝塚線、神戸線などと名付けてある。大阪中心が常識の考え方だから、大阪は暗黙の了解である。大阪ではこれがデフォルトといえるが、地方の人はこれが理解できないこともあるらしい。その理由は、大阪が近畿・西日本の絶対的中心と理解できていない場合が多い。

2010年3月 9日 (火)

庚申街道&高野街道

このところ寒さのぶり返し。まともな天気がないので、青空が恋しい。したがって更新のモチベーションも低下気味。でもって、ご近所散策でお茶にごしとする。

庚申街道ってご存じだろうか?

じつは近鉄阿部野橋駅には庚申口というのがある。JR天王寺駅東口の正面、天王寺都ホテルの横にある地下コンコースへの入り口が庚申口。この庚申とは四天王寺・庚申堂からきたもの。庚申まいり参道ってわけ。それで庚申街道の一部にもなっている。地下を抜けて松崎町から南を目指す。

調べてみると、庚申街道は四天王寺・南大門を起点に中高野街道方面への街道であったらしいのだが、じっさいには阿倍野区や住吉区あたりの地元住民は、あびこ筋の一本西側の平行する道路を庚申街道と呼び慣わしている事実がある。いまでも場所の説明などで、この庚申街道の呼び名にときどき出くわす。

ピンとこない人には、昭和町や西田辺の交差点の、ひとつ西側の信号の南北道路といえば分かりやすい。しかしこの道路は南港通以南へは一方通行のため自動車では進めないし、JR長居駅付近で消滅してしまう。本来の庚申街道は阿倍野区役所付近から桃ヶ池、田辺方面に向かうルートだったの記述はあるのだが、住民が勝手に呼び慣わした庚申街道の方がピッタリマッチしている。

これとよく似た街道に難波大道という古代の道もある。四天王寺起点は同じで竹之内街道をたどって飛鳥に至ったという。庚申街道はご近所道であったのかもしれない。

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※庚申堂はに天王寺南大門から南へ200m

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※あびこ筋に平行する庚申街道(昭和町付近)、真北に見えるのは「シティタワーグラン天王寺」

いずれにしても不明な部分が多いのだが、分かりやすく整理するならば、高野街道というのがいい。河内長野から高野山へは国道371号が高野街道である。河内長野までのルートは東高野街道、中高野街道、下高野街道、西高野街道と4本のルートがあって、河内長野で集束して1本になる。

このうち中高野街道、下高野街道は大阪市内から高野山を目指すルート。西高野街道は堺から国道310号のルート。下高野街道は庚申街道と同じ、四天王寺・南大門起点。田辺から天美に抜けるルートで、狭山で西高野街道に合流する。大和川の築造は新しいけれど、現在も近鉄南大阪線の西側に下高野大橋の名があるので、これに比定できる。

中高野街道は平野起点の国道309号にほとんど一致している。これも大和川に高野大橋の名があるので間違いない。三宅、美原を通って河内長野で西高野街道に合流する。

残る東高野街道は国道170号になる。新しい大阪外環状線も国道170号であるが、この場合は山側に平行する旧道になる。大阪外環・国道170号は高槻に向かうが、東高野街道は東寄りのルートをとって、洞ヶ峠・八幡から京街道に合流したとされる。

なにせ大阪の歴史は極めて古いので、各種の文献も時代的な混乱は整理できていない印象がある。最古の官道とされる竹之内街道も堺起点になっているが、難波宮遺跡や四天王寺より古い仁徳天皇の難波高津宮は無視してもよいのか。東高野街道は京都と高野山を結んだとされるのをみても、高野街道の呼称がいつからあるのか定かではない。

私自身も高野山と何の関係もなさそうな、大和川に唐突に高野大橋があったりするのが理解できなかった。

2010年3月 4日 (木)

第二京阪道路、3月20日全線開通

第二京阪道路(枚方東IC~門真JCT)が今月320日(土曜)15時開通する。

待望久しい第二京阪全線開通の日が迫ってきた。今月20日開通の秒読み。大阪にとって新名神以上に期待される道路となる。第二京阪のホームページにある図形情報板を見ても、経路の選択肢がグンと広がる。

国道1号の慢性的な渋滞も緩和される。大阪と京都がグーンと近づく。インパクトのある道路である。

222日、ニュースリリースはつぎの内容です。

平成22320日(土曜)に開通する国道1号第二京阪道路(枚方インターチェンジ(IC)~門真ジャンクション(JCT)間)の開通時間が、15時に決まりましたのでお知らせします。

1.第二京阪道路の全線開通について

1) 開通日時

平成22320日(土曜)15 (枚方東IC~門真JCT間)

※一般部は同日14時、副道部は当日朝から順次開通。
※京田辺松井IC及び京田辺パーキングエリア(PA)も15時に開通。
※各ICへのアクセス道路についても、同日に開通。

2) 道路の諸元及び概要

自動車専用部

区間:京都府京都市伏見区向島大黒~大阪府門真市大字ひえ島(自動車専用部)

延長:28.3km(今回開通区間:16.9km

構造規格:第13

設計速度:80km/h

車線数:4車線(巨椋池IC~久御山JCT間)、6車線(久御山JCT~門真JCT間)

一般部

区間:京都府久御山町大字森小字大内~大阪府門真市大字ひえ島(注)(一般部)

延長:26.4km(今回開通区間:16.2km

構造規格:第31級(久御山JCT~京田辺松井IC)、第32級(京田辺松井IC~国道170号)、第31級(国道170号~門真JCT

設計速度:60km/h

車線数:4車線(久御山JCT~京田辺松井IC)、2車線(京田辺松井IC~国道170号)、4車線(国道170号~門真JCT

総事業費:約1兆円

3) 全線開通による効果

国道1号の混雑緩和による交通状況改善に貢献します

大阪~京都間の所要時間が短縮されます

北河内地域の安全・安心な地域づくりに貢献します

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1) 通常料金

今回開通する区間は2つの均一料金区間【B区間(京田辺松井IC・京田辺本線~交野南IC)及びC区間(交野南IC~門真JCT)】となっており、各区間の1回利用あたりの通行料金(通常料金)は次表のとおりです。

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2.割引制度

今回の開通にあわせて、名神高速道路と第二京阪道路の交通の分散や均一料金区間における短区間の料金割高感の解消を図るため、ETC車を対象に利用区間に応じて「第二京阪連続利用割引」「第二京阪ネットワーク割引」「近畿道乗継利用割引」などの各種割引を新たに期間限定で導入します。

その結果、ETC車においては、例えば、「第二京阪連続利用割引」の適用により巨椋池IC~第二京阪門真IC間では普通車の通常料金1,250円が1,000円となり、名神高速道路の京都南IC~吹田IC間の料金1,000円と同額になります。「第二京阪ネットワーク割引」の適用により名神高速道路の彦根IC~近畿自動車道の東大阪北IC間の第二京阪道路を経由した場合の普通車の通常料金4,100円が3,500円となり、名神高速道路の吹田ICを経由した場合の料金3,500円と同額になります。また、「近畿道乗継利用割引」の適用により京田辺松井IC~東大阪JCT経由~阪神高速道路をご利用の場合、近畿道の普通車の通常料金500円を250円に割引します。

所定の要件を満たすことで、既存の割引制度であるETC時間帯割引(大都市近郊区間を対象とした割引)、マイレージ割引、ETC前納割引及び障害者割引の適用があります。

※正確な料金はホームページで確認してください。

総事業費1兆円になっています。

一昨年の年末、一年あまり前に門真JCT付近で撮影した写真を入れておきます。

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2009年10月 9日 (金)

国道172号・みなと通

再び西区ネタになるのだが、西区にある国道というと、国道172号線・みなと通が唯一の国道だろう。起点は大阪港、終点は本町3丁目国道25号交点(御堂筋)となる。
延長わずかに数キロの国道だが、いわゆる港国道では全国最長の国道とのこと。最短の港国道は神戸の国道174号、延長距離は驚きの187.1メートルである。

国道172号と似たようなルートの中央大通は市道築港深江線で国道ではない。国道172号のルートは御堂筋本町3丁目から本町通を靭本町・岡崎橋・川口で左に折れて、本田・境川・市岡から大阪港に達する。
国道172号みなと通と中央大通は川口1丁目で交差している。同じ方向に向かう道路であるため斜めに交差しているのだが、道路幅員は中央大通の方が地下鉄の高架が中央にあるためかなり広い。じつはここの川口1交差点では、国道172号線の右折車線の白線の引き方が面白いのである。
私はズッと昔から、こういう白線の引き方ができないものか、つねづね思っていたのでこの引き方を初めて見たときは感動した。

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横切る中央大通はかなり広いのだが、対向の右折車はお互い右側通行に、左にすれ違った状態になる。いわば食い込み形の右折方式になる。
こうした交差点は大阪府下にもたくさんあるのだが、この方式は見たことがない。

中央環状線と交差する道路を想像してもらうとよくわかる。安田東でも荒本でも、中央環状線・近畿道と交差する右折の場面である。しばしば具合の悪い状況になったりする。対向の右折車の列の最後尾が伸びて、直進車が途切れても右折できない場面がしばしば起こるのである。
それが川口1交差点の方式だとじつにスムーズである。

結局、道路とは白線の引き方次第のところがある。白線ひとつでいかようにでもなるのが道路である。

ちなみに以前に描いた、なにわ筋の白線の提案を再録しておこう。

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